アドバイス情報 - webmasterさんのエントリ |
2016/04/05
Windows 10がBashに公式対応 Ubuntu Linuxのコマンドラインツールがそのまま動作可能に
執筆者: webmaster (3:38 pm)
|
本日から始まった開発者カンファレンス Build 2016で、マイクロソフトがWindows専業以外の開発者にも嬉しいニュースを投下しました。Windows 10は今年夏に提供予定の一周年アップデートから、Unix / LinuxのコマンドシェルBashが使えるようになります。 Windowsには cmd.exe や PowerShell など自前のコマンドライン環境がありますが、Unix / Linux の Bashは当然ながらそのままでは動きません。Bash や Linux / Unix 向けに書かれた多くのコマンドラインツールが使えないため、Unix系の開発者からWindowsが「『本物の』コマンドラインも使えないOS」呼ばわりされたり、開発者にOS Xが好まれる理由になってきました。 しかし本日から始まった Build 2016カンファレンスのキーノートでは開発者向けの新機能として、Ubuntu Linux のBashがそのまま、Windows上でネイティブ動作する機能の追加予定が発表されました。 これはマイクロソフト版のBashっぽい何かではなく、またVM上の動作でもなく、新たに開発された「Windows Subsystem for Linux (WSL)」を介したネイティブ動作であるとのこと。BashのバイナリはUbuntu Linuxの開発を主導するCanonicalが、Ubuntuとまったく同じものを提供します。 Bash on Ubuntu on Windows 10は、今年夏に提供予定のWindows 10 Anniversary Update に含まれる見込み。 マイクロソフトは伝統的に自社プラットフォーム向け開発者への手厚いサポートで知られていますが、看板ソフトやサービスを他社プラットフォームに提供しつつ、自社のWindowsでは新時代のためのアプリ開発フレームワークUWPへの移行を進める難しい時期だけに、幅広い開発者を歓迎する方針は今後も強化してゆくようです。 ソース engadger日本語版 http://japanese.engadget.com/2016/03/30/windows-10-bash-ubuntu-linux/ |
このエントリのトラックバックURL
http://www.y-pca.jp/modules/weblog/weblog-tb.php/211
投稿された内容の著作権はコメントの投稿者に帰属します。