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2015/08/24
ADSL事実上の“終了宣言” 大手通信、300万ユーザー乗り換え争奪戦

執筆者: webmaster (10:36 am)
 アナログ電話回線を使って高速データ通信を可能にしたADSL(非対称デジタル加入者線)サービスの終了が近づいている。
NTT東西地域会社が2016年6月末で新規申し込みを打ち切るのに加え、ソフトバンクも「申し込みはほとんどゼロ」の状態。
大手2社の事実上の“終了宣言”によって、300万件を超える利用者の争奪戦が熱を帯びそうだ。

 ピークの4分の1
 NTT東西は7月末に「ADSL」の新規申し込み受け付けを16年6月で終了すると発表。光ファイバーによる家庭向けインターネット接続サービス「FTTH(ファイバー・ツー・ザ・ホーム)」普及のあおりを受けて、契約数が減り続けるADSLサービスの終了が現実味を帯びてきた。
 総務省によると、15年3月末現在の国内ADSL契約数は375万3000件で前年3月末より約72万件減少した。
NTT東西のADSLサービス「フレッツ・ADSL」の14年度の契約数は121万9000件で、ピークだった05年度末(568万2000件)の4分の1以下に減少。15年度末には100万件を切る可能性も出てきた。
 ソフトバンクは14年度に156万件で、ピークの06年度末(516万4000件)の約3分の1。
同社とNTT東西の合計は278万5000件で市場全体に占めるシェアは74%に達する。
 ADSLサービスは通信速度が送信時より受信時の方が速いため「非対称」と呼ばれる。家庭に引かれている通常の電話回線にモデムを接続するだけで受信時最大20〜40メガビットでインターネット接続サービスが利用できるのが特徴。
 工事が不要で電話回線を使える手軽さもあり、2000年以降、ブロードバンド(高速大容量)サービスの主流となった。
参入事業者が相次ぎ、契約数を急速に伸ばした。
 05年度末にはFTTHが545万件だったのに対して、ADSLは1500万件に迫る勢いだったが、08年度にはFTTHに逆転され、その後も減少の一途。FTTHとADSLの料金格差が縮まったことに加え、動画コンテンツの普及によって毎秒最大100メガビット〜2ギガビットのFTTHの需要が増えた。

 ADSL用のサーバーの多くは開発が終了しており、保守コストも増大。サービス停止と利用者のFTTHへの誘導が大きな課題となっている。NTT東西、ソフトバンクともADSLサービスを容易にやめられないのは「利用者を(FTTHの)フレッツ光に取り込みたくてもなかなか移行してくれない」(NTT東幹部)という事情もある。
 NTT東西は今年2月から、自社のフレッツ光を企業向け卸売りに踏み切った。それを受けて、NTTドコモやソフトバンクが自社ブランドでFTTHの販売に乗り出した。
 ソフトバンクが3月から提供している「ソフトバンク光」の契約数は6月末で34万1000件。
ADSL契約数150万件をそのまま吸収できればソフトバンク光の契約増に結びつくが、「ADSLで十分という利用者も少なくないので動きが鈍い」(ソフトバンク幹部)ようだ。
 しかし、ADSLとソフトバンク光の契約者当たり月間収入は、2680円と4270円で大きな差があり、ソフトバンク光への移行が喫緊の経営課題でもある。
 NTTは25年ごろをめどに現行の電話回線網(PSTN)の廃止を計画しているIP網を軸に光回線や移動体通信網による代替を想定しているが、そうなればアナログ電話回線もなくなり、ADSLの存続は危うくなる。
 NTTはADSLのサービス停止時期を明言していないが、20年過ぎにはPSTNからIP網への転換を進めていくとみられている。
300万件を超えるADSL利用者をいかに自社のFTTHに乗り換えさせるか、顧客争奪戦が最終局面を迎える。

SANKEI BIZ
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